髪を傷ませない!ヘアカラー後に大切なアフターケアとは?

ヘアカラーや白髪染めを繰り返す髪。積み重なるダメージにより「なんだか最近、髪が傷んできたかも……」と感じたときは、毎日行っている習慣を見直してみると、理想のサラサラ髪に近づけるかもしれません。

今回は、カラーリングをしたらやってはいけないNG習慣と、日常的に取り入れたいヘアケア方法を紹介します。

知っておきたい!ヘアカラー・白髪染めをした髪のNG習慣

知っておきたい!ヘアカラー・白髪染めをした髪のNG習慣

カラーリング後に普段何気なく行っているあるコトが、実は髪の退色や、パサつきなどを引き起こしているかもしれません。今一度、見直してみてくださいね!

タオルでゴシゴシ擦る

お風呂上がりに髪の水気を早く取りたいからといって、ついタオルでゴシゴシと擦っていませんか?

濡れた状態の髪は、キューティクルが開いた状態のためとてもデリケート。ちょっとした刺激によって髪が傷つきやすく、擦り合わせるとキューティクルがポロポロと剥がれてしまい、髪が傷む原因に繋がってしまいます。

カラーリング後は、刺激によって髪内部の染料も流れやすくなってしまうので、とくに注意が必要です。

ドライヤーを長時間使用する

髪が濡れた状態で時間が経つと、徐々に髪内部の水分が失われることで乾燥が進み、パサつきの原因になります。さらにその状態のまま寝てしまうと、髪と枕が擦れてキューティクルが傷つき、大きなダメージとなる場合もあります。

そのため、髪を洗ったあとはタオルで髪の水気を拭き取り、ドライヤーでできるだけ早く髪を乾かすことが大切です。

ですが、ドライヤーは高温の温風を利用するものなので、使い方には要注意! 髪の主成分であるたんぱく質は熱に弱く、濡れた髪の場合は約60℃程度で熱変性を起こすと言われています。ですから、ドライヤーを髪に近づけすぎたり、同じところに長時間当ててしまったりすると、その部分の髪が高温になってしまい、傷みや退色の原因になってしまうので気をつけましょう。

紫外線対策をしない

高温の熱と同じように、髪のたんぱく質を変性してしまう紫外線。長時間紫外線にあたると、キューティクルがダメージを受け、髪の中に定着した染料が分解されてしまったり、髪内部の空洞化が進んでしまったりする場合も……。

また、紫外線に当たると色抜けしやすくなってしまうので、スタイリング時に髪用UVスプレーを吹きかけたり、ヘアオイルでガードしておいたりすると、染めた髪色が長持ちします。

美髪のために日常に取り入れたいヘアケア

下記のヘアケアを日常的に取り入れておくと、髪のダメージを最小限に抑えられるかもしれません。毎日の習慣にして、理想の美髪へと近づきましょう!

アミノ酸系シャンプーで洗う

毎日のシャンプーで、染めた髪は徐々に退色してしまいます。少しでもお気に入りの髪色を長持ちさせるために、洗浄力の強いシャンプーは避けて、洗浄力が穏やかで刺激の少ないシャンプーを選びましょう。

なかでも、髪のたんぱく質を守りながら優しく洗える弱酸性のアミノ酸系シャンプーがおすすめです。アミノ酸系シャンプーがどれなのか分からなくても、成分表に「〜グルタミン酸」「アラニン」「グリシン」などの記載がされているかで見分けることができるので、購入の際にチェックしてみてくださいね。

また、シャンプーを洗い流す際は、シャワーの温度にもご注意を! 熱いお湯によって髪表面がダメージを受け、髪内部の染料が流失しやすくなるので、38℃程度のぬるま湯に設定しましょう。

トリートメントでダメージ補修

髪内部を修復したり、髪表面に保護膜を形成したりして、なめらかな手触りに整えてくれるトリートメント。カラーリング後の髪は薬剤のダメージを受けているため、トリートメントでダメージを補修し、栄養を逃さないようにコーティングすることが大切です。

シャンプー後は軽くタオルドライを行い、トリートメントをつけたのちに目の粗いコームでとかしてあげると、より均等になじんでトリートメントの効果を感じやすくなります。

タオルドライは丁寧に

濡れた髪は、外部からの刺激や摩擦に非常に弱く、ゴシゴシとタオルで拭くと髪同士が擦れ合ってしまい、髪の傷みが進行してしまいます。ですが、濡れた髪の状態のまま放置すると、更なるダメージを与えかねません。

そこで重要なのがタオルドライの仕方。頭上部や耳の後ろ、襟足付近の根元を、乾いたタオルで揉み込むように頭皮の水分を拭き取ったら、毛束をタオルで包み込み、優しくポンポンと軽く圧をかけながら、擦らないように水分をふき取りましょう。

このタオルドライで丁寧に水分を拭き取っておくと、ドライヤーの時間が短く済み、熱ダメージを最小限に抑えられますよ。

ドライヤーは根元から毛先の順で

ドライヤーによる熱ダメージを軽減するためにも、乾かす順番や使い方が重要です。

ドライヤーは髪から15センチ程度離し、乾きにくい根元、中間、毛先の順で使用しましょう。一か所に集中して当て続けてしまうと、温度が高くなりすぎてしまうので、ドライヤーを小刻みに動かしたり、手で風の通り道を作ったりしながら、髪全体に温風が行き渡るように使うのが鉄則。

最後はドライヤーの冷風で髪を整えながら冷まし、キューティクルやクセを固定し、ヘアスタイルをキープしましょう。冷風を上手に活用すれば、サロン帰りの美しい髪を保つことができるので、ぜひマスターしてくださいね。

ドライヤーを使用する前に、洗い流さないトリートメントで髪をコーティングすれば、さらにツヤツヤ髪へと仕上がります。

せっかくお気に入りの髪色に染まったなら、そのカラーを長持ちさせたいもの。カラーリング後のNG習慣を避けて、理想の美髪を手に入れてくださいね!

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【出典】wear it out、paulaphoto、VGstockstudio、sukiyaki / Shutterstock