上手に白髪染めができたら、美しい髪色をできるだけ長持ちさせたいですよね!
長持ちさせるにはちょっとした日々のお手入れが大切です。
白髪染め直後にやっておきたいことから日々のケアや色落ち対策、さらに髪色をキープするために最適な白髪染めを行う頻度など、気になるあれこれをまとめてみました。
次回のお手入れのために知っておきたいパッチテストについてもご紹介。経験の少ない白髪染めビギナーさんでもこれさえ知っていれば、どんな時でも自信の持てる髪をキープできるはず!
白髪染めビギナーさん必見の白髪染め直後のお手入れ
白髪を染めた直後は、 ヘアカラー用のシャンプーを使って
白髪染めをしたらしっかりすすいで、シャンプーを2回するのが基本。この時にシャンプーは、ヘアカラー用のものを使うのがおすすめなんですよ。
「ヘアカラー用の製品には、毛髪を傷めないように汚れを落す」「傷んだ部分に作用しダメージを抑える」「色落ちを抑える」など、ヘアカラーをした髪に必要な効果がプラスされています。染めた髪色を美しく長持ちさせるためにも、ヘアカラー用のものを使ってみてくださいね。
シャンプーのあとに使う、コンディショナーやトリートメントもヘアカラー用がおすすめ。白髪染めをしたあと、髪が弱酸性に戻るまで1週間程度かかります。この間だけでも、ヘアカラー用のものを使ってあげましょう。
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白髪染め終了後はきちんと乾かすことが大事
濡れた髪はくっつきお互いがこすれ合いやすいため、キューティクルのはがれや傷つきが起こりやすい状態になっています。
そのままにしていると手触りやツヤ、色持ちが悪くなったり、髪の内部のタンパク質や水分が流出することも!キレイに染めた髪色をできるだけ保つためにも、白髪染めの直後の髪は、濡れたままにしないこと。
タオルドライでおおよその水気を取り除いたら、ドライヤーを使用しましょう。キューティクルを傷つけないよう、乾ききる直前でストップするのがおすすめです。
知っておきたい毎日のお手入れのコツ
白髪染めをしたら、洗い流さないトリートメントは必需品
ヘアカラー用のシャンプー、コンディショナー、トリートメントの使用がおすすめ、と前述しましたが、髪のキューティクルは摩擦に弱いため、ヘアカラーした髪のデイリーケアには、とくに洗い流さないトリートメント(アウトバスタイプ)が適しています。
洗い流さないトリートメント(アウトバスタイプ)は、キューティクルのケア効果が高いのが特徴。 キューティクルが浮かないようにコートしてくれるので、髪を摩擦から守ってくれます。
痛みの気になる部分を、集中的にケアするのにもぴったり。洗い流さないため、髪にじっくり作用してくれるのも嬉しいですね。
濡れた髪は、こすり合わさないのがお約束!
染毛後、1週間は髪が傷みやすい状態になっています。髪が濡れている時には、なるべく髪同士をこすり合わさないように気をつけることが大事です。
シャンプーは手のひらで泡立てる
シャンプーをする時、髪に直接シャンプーをふりかけて泡立てるのはNG。手の平で泡立ててからつけるようにしましょう。
タオルでポンポンと水気をとる
早く水気を取りたいからと髪をゴシゴシとこすってはだめ。タオルドライをする時は、髪をポンポンと軽くたたくように水気を拭き取ります。髪同士は決してこすり合わせず、タオルで髪をはさみ込むようにして拭いてください。
一気に髪をとかさない
髪をとかす時は髪の根元から毛先まで一気にとかすと毛先が絡みやすく、無理をすれば髪に大きな力がかかってしまいます。髪が濡れているときは、目の粗いブラシやクシで軽く流れを整える程度にしましょう。
ドライヤーは髪が乾ききる直前でストップ!
濡れた髪は、とてもデリケート。最後はドライヤーでしっかり乾かすようにしましょう。ただし、ドライヤーの熱を当てすぎると、髪の水分が失われ、キューティクルがめくれ上がってしまいダメージの原因に。乾ききる直前で止めて、最後は自然乾燥などがよいでしょう。髪が濡れた状態でいると、衣類や寝具等に色が付いてしまうことが稀にあるので気をつけてくださいね。
ご用心!髪色の変色や色落ちを招く〇〇とは?
ヘアカラーをした直後には、パーマはかけないで
パーマをかけたい場合、ヘアカラーをしてから1週間は空けることをおすすめします。これはパーマ剤の1液には発色したヘアカラーの色を壊す作用があるため。
また、パーマによっては、染めた髪の色が落ちたり、変色することもあるんですよ。きれいな髪色をキープするためにも、ヘアカラー後にパーマをかける際はぜひヘアサロンに相談してくださいね。
整髪料は使ってOK。育毛剤や養毛剤には注意が必要なものも
ヘアスタイルを決めるのに使っているムース、スプレー、ミストなどの整髪料では色落ちの心配はありません。スタイリングをする際には、安心して使ってくださいね。
ただし育毛剤、養毛剤には注意が必要なものもあります。詳しくは、お使いの育毛剤、養毛剤の使用説明書をご確認ください。
強い紫外線は髪に変色を起こすことが!
紫外線によって色素の一部が変化して、変色が起こることがあります。とくに影響を受けやすいのは、寒色系のヘアカラー (マット系やアッシュ系) です。紫外線の強い季節は帽子や日傘などの対策を忘れないようにしましょう。
プールに入ったらしっかりと髪を洗う
健康維持のためにジムなどで泳いでいる人はいませんか? プールの消毒に使われる塩素系成分には、若干の漂白作用があります。色落ちの原因になるため、プールの後はしっかりと髪を洗ってくださいね。
きれいな髪色をキープしたい!白髪染めの頻度はどのくらい?
伸びた白髪が目立ちはじめる1ヶ月が目安
個人差はありますが、髪が伸びる速度は、1ヶ月で1~1.5 cmほどです。 そこで、伸びた白髪が目立ちはじめる1ヶ月を目安に、あらためて染め直すと良いでしょう。
その際は、伸びてきた白髪の部分を重点的に染めると前回染めた部分との色味が合いやすく、髪への過剰な負担を減らすことができます。 また最近ではカラートリートメントやカラーリンスという商品もあります。
ヘアカラーは除々に色があせていきますので、次に染めるまでのつなぎとしてカラートリートメントやカラーリンスを使うと色あせをカバーしてきれいな髪色を長持ちさせることができます。
髪や頭皮に負担をかけずに白髪を目立たなくさせることができ、お風呂で使うこともできるので便利です。
頭皮と髪をいたわりながら、使うたびナチュラルに色づく
「皮膚アレルギー試験(パッチテスト)」が毎回必要な理由
アレルギー症状が突然発症することも
いつも使っている白髪染めだからパッチテストは省略してる人はいませんか?白髪染め、つまり白髪用ヘアカラーリング剤にはいくつか種類がありますが、ヘアカラー(永久染毛剤)[医薬部外品]を使う際は、毎回パッチテストが必要です。
これは他のアレルギーと同じく、ヘアカラーへのアレルギー反応も、体質の変化や体調などで突然発症する可能性があるため。キレイでいるための白髪染めで、アレルギーを引き起こしてしまっては元も子もありません。
ずっと使っている愛用の商品であっても、毎回必ずパッチテストは行ってくださいね。また、一度でもアレルギー症状が出た方は、その後の使用はお止めください。
色持ちさせるために注意するべきことはおわかりいただけましたでしょうか? 直後や日々ケアに気をつけて、ぜひ染めた髪色を少しでも長持ちさせてくださいね。