30代になると、シミやシワが気になる人は多いのではないでしょうか。特に首のシワは気付いたらできていた、という人も珍しくありません。顔のスキンケアは毎日丁寧に行っていても、首元は何もしていない人もいるでしょう。
「この記事では、首のシワができる原因や改善方法を紹介しますので、首のケアをしてみませんか。
首のシワの原因は?
そもそも首のシワは、どうしてできてしまうのでしょうか。首のシワができる原因は大きく分けて、「前屈みの姿勢」「コラーゲンの減少」の2つが考えられます。それぞれの原因について詳しく確認していきましょう。
前屈みの姿勢は筋肉が衰える
スマートフォンやパソコンなどを使用する際に、前屈みになっている人は少なくありません。前屈みになると、広頚筋(こうけいきん)が弛んでしまって首にシワができやすくなるのです。
広頚筋とは顎の下から胸にかけて広がる筋肉のことで、猫背の状態になると弛んでしまいます。反対に背筋を伸ばしていれば広頚筋が衰えにくいため、首にシワができにくくなります。首のシワをつくらないためにも、姿勢を正して生活することが大切です。
コラーゲンの減少
加齢によって肌の新陳代謝がスムーズに行われにくくなり、肌のハリに重要なコラーゲンが減少します。コラーゲンは肌が新陳代謝するたびに生成される物質なので、代謝がうまくできないとコラーゲンが減少しやすくなるのです。
またコラーゲンが不足すれば、肌の乾燥を招きやすく、さらにシワができやすい状態に。日頃から首元までスキンケアを行うことが重要です。
首のシワを改善したい人におすすめな新習慣
首にシワができると、老けた印象を与えやすいもの。顔のようにメイクで隠すことができないため、シワを改善したいと考える人も多いでしょう。
首のシワを改善するためには、ヨガや食べ物に気を付けることが役立ちます。ここからは首のシワを改善したい場合におすすめの習慣を紹介します。
ヨガで筋肉のストレッチを行う
首のシワができる原因でもある広頚筋をしっかり伸ばすことで、シワのできにくい首元をつくれます。広頚筋に効くストレッチとして、猫のポーズを実践しましょう。
猫のポーズのやり方
- 腕と太ももが床と垂直になるように、四つん這いになる。肩甲骨を軽く開き、首は無理のないように伸ばしておく。
- 息を吐きながら背中を丸める。お尻にある尾てい骨は軽く下に向け、肩甲骨は盛り上げる。頭を下に向けて、首の力は抜く。左右の手のひらは床を軽く押す。
- 息を吸いながら背中を反らす。腰を反らしすぎないように注意し、ゆっくりと伸ばす。首は反らずに、斜め上に伸ばす。
- 30秒から2分を目安に、2と3を繰り返す。
ヨガを行うことで体内の血流が良くなり、頭皮の健康にもつながります。健康的な頭皮をつくればコシのある髪の毛や、抜け毛の予防に繋がるかもしれません。
栄養バランスの整った食事を行う
首のシワを改善するためには、バランスの良い食事は欠かせません。特に肌の元になるたんぱく質や、紫外線からのダメージを防ぎやすくする抗酸化成分を積極的に摂取するのがおすすめです。
たんぱく質を含む食べ物
肉類、魚介類、卵、大豆
抗酸化成分を含む食べ物
レモン、キウイ、トマト、かぼちゃ、緑茶、ココア、ナッツ
栄養バランスの整った食事を摂ることで頭皮にも栄養が行き渡り、健康的な頭皮や髪を手に入れやすくなるでしょう。
頭皮の健康と良い姿勢で若見えしよう
首のシワは前屈みになることで筋肉が衰えたり、加齢によってコラーゲンが減少したりすることが原因です。スマートフォンが普及したことによって、自然と前屈みになっている人は多いでしょう。
首のシワを改善するにはヨガを行ったり、栄養バランスの整った食事を摂ったりするのがおすすめです。ヨガや栄養バランスの整った食事は頭皮の健康にも役立ち、太くてしっかりとした髪が生えやすくなります。
アップヘア(髪を纏める)にすると首のしわが目立ちやすくなるもの。ハリのある肌と健康的な髪が手に入れば、ヘアカラーも楽しみやすくなるでしょう。また首のシワをケアすることで、繋がりのある頭皮も健康的になるメリットも。首のしわを改善してアップヘアを楽しみましょう。