ヘアカラーメーカーのマーケティング担当者に聞くVol.8 白髪染めをする前にみんなが感じる不安とは? 編

白髪染め市販品シェア№1(注)のヘアカラーメーカー「ホーユー」で20年以上、販売、企画、広告宣伝に従事してきた狩谷 崇さんに、女性の白髪に対する悩みについてうかがいました。今回は、初めて白髪染めをする際にみんなが不安に感じている事や白髪染めをしている時の不満についてお話いただきました。
※(株)インテージ/SRI+/ヘアカラー市場/2017年4月〜2020年3月/販売金額

白髪染めを正しく使えるか不安がいっぱい

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初めての白髪染めはドキドキすることも多いと思います。どんなことに不安を感じている方が多いですか?

狩谷さん
「手順がわからないのでちゃんと使えるかどうか」、「使い方がわかりにくそう」、「本当にキレイに染まるのかな」などと不安に思っている方が多いようです。

説明書の手順に従って進めていただければ、問題ないのですが、日々お忙しい中、説明書を読み込むのが手間だったり、苦手と感じる方もいらっしゃるようです。

白髪染めの作業自体に対する不満の声もあると聞きました。

狩谷さん
そうですね。汚れないようにシートを敷いたり、汚れてもよい服を用意したりする事前の準備や、白髪染めの薬剤を塗ったあとの放置時間に動き回れないことをストレスに感じる方もいらっしゃいます。

また忙しくて染める時間を確保するのも大変という声もあります。

仕事が立て込んでいたり、お子さんがいらっしゃったりすると染める時間を作るのは確かに大変ですね。

狩谷さん
歯磨きのようにパパッとできるのものではないですから…。他の予定を調整したり、ご家族が寝静まるタイミングを見計らったりと、時間を作る工夫をされています。

白髪染めの中には放置時間が短い早染めの商品もあるので、そういった商品を活用する方もいらっしゃいます。

白髪染めの失敗談と対処法。経験者が語る「こうすればよかった……」

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染めた経験がある方から「こうすればよかった…」という声があればお聞かせください。

狩谷さん
よくある失敗談としては、洗い流す際に衣服を脱がなくてはいけないのに、前開きの服を着るのを忘れてしまい困ったという声です。

そんなうっかりミスをしないよう、染める前にこちらのリンクをチェックしてみてください。

白髪染めを失敗しないためのコツ「うっかりミス」編

しっかり染めたいからと放置時間を長めにする方もいるようですが、いかがですか?

狩谷さん
放置時間を伸ばせば伸ばすほど白髪がよく染まるというわけではありません。
髪が染まるのはある一定の時間まで。それ以上は、時間を延長しても髪の染まり具合に差は出ないのです。

髪が硬い方やパーマがかかりにくい方が5分程度放置時間を伸ばすのはかまいせん。それ以外の方は、説明書に書いてある時間を守ってくださいね。

白髪染めの説明書を読んで事前に脳内シミュレーションを

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最後に、自分で白髪染めをする前の不安や不満を解消するにはどうすればよいでしょうか?

狩谷さん
初めての白髪染めを失敗させないためには、説明書をしっかり読んで事前に手順をイメージするのが効果的です。

白髪染めは時間との闘いでもあります。染めながら説明書を読むと、塗る時間や放置時間がどうしても長くなってしまいがち。
その結果色ムラが出たり、うまく染まらなかったりしかねません。

何事も最初が肝心、白髪染めデビューがうまくいくと、その後もカラーリングを楽しめるようになると思います。自分での白髪染めに不安のある方は、参考にしてみてくださいね。

回答

狩谷 崇さん

ホーユー株式会社 商品企画室 デジタル開発課
ヘアカラーメーカー「ホーユー」で20年以上、販売、企画、広告宣伝に従事