ヘアカラーメーカーのマーケティング担当者に聞くVol.1 白髪発見のショック! これって病気? それともストレス? 編

初めて自分の髪に白髪を発見したとき、ドキッとした方も多いはず。市販品シェアNo.1のヘアカラーメーカー「ホーユー」で20年以上、販売、企画、広告宣伝に従事してきた狩谷 崇さんに、白髪発見時のショックについて伺いました。

※(株)インテージ/SRI+/ヘアカラー市場/2017年4月〜2020年3月/販売金額

まさか自分に白髪が?「病気が原因」と不安になる人も

白髪を発見した時、皆さんはどんな気持ちになるのでしょう?

狩谷さん
白髪を発見すると多くの方が大きなショックを受けられます。

朝メイクをしている時にキラリと光るものに気づいたり、旦那さんやお子さんに指摘されたりなど、シチュエーションは様々ですが、白髪を仕方なく受け入れられる方がいる一方で、ストレスや病気、ホルモンバランスの崩れなどを疑い、自身のからだが不調になったのかと心配される方もいらっしゃいます。

ストレスや病気を疑う方は、どんな人が多いのですか?

狩谷さん
自分はまだ白髪が生えるほどの年齢ではないと思っている方に多いようです。個人差はあるものの、多くの方は、35歳前後で白髪が生えてきます。ただ、抱いているイメージとしては、白髪が生えるのは50代以降だと思っている方がいらっしゃるんですね。

白髪は老いの象徴としてとらえられて、白髪はまだ自分には関係ない、そこまで年をとっていないと思ってしまうのも無理はないと思います。そうした方は「30代で白髪が生えるなんて体調不良やストレスなのでは?」と考えてしまうようです。

また、身近に白髪などエイジングについて話せる人がいない方も、不調を疑うようです。

実際に体の不調から白髪になることはあるのですか?

狩谷さん
結論から言うと、病気が原因で白髪になるのはレアなケースです。また、ストレスは白髪の一因として挙げられていますが、一夜にして髪が真っ白になるということは科学的にありえません。

白髪はストレスだけでなく、加齢や遺伝、食生活の乱れなどさまざまな要因が複合的に影響していると言われています。

ネガティブになりすぎず、前向きに

白髪は誰にでも生えるもの。これから私たちは白髪とどう向き合っていけばいいのでしょうか?

狩谷さん
大切なことはネガティブになりすぎないことです。40代前半の女性約8割が「白髪がある」と認識しており(※)、自分だけ、という悩みではありません。ただ、周囲に相談しづらいと感じる方もいると思います。(※ホーユー調べ)

当webサイト「LICOLO」(リコロ)には、同世代の対処法など、白髪と向き合うヒントがあります。白髪をきっかけに髪色のおしゃれを楽しむこともできますよ。ぜひ参考になさってください。

回答

狩谷 崇さん

ホーユー株式会社 商品企画室 デジタル開発課
ヘアカラーメーカー「ホーユー」で20年以上、販売、企画、広告宣伝に従事